2008年 07月 02日
宙水の京都散歩1 |
京都の川床料理 ~個人的出張記録~
○ 7月2日,8時ののぞみで京都に出張する。小生の仕事の合間の京都散歩は,いつも,駅から東山の清水に登り,寺の境内で湯豆腐を肴に一杯やり,清水寺の参道界隈を散歩して二年坂,三年坂を下って高台寺から八坂神社に下りるコースを辿るのを常としている。とくに八坂神社前の「いづ重」のいなり寿司が好物で,この季節は鮎料理も旨いので必ず立ち寄ることにしている。
○ しかし,今回は夕方の接待で,川床料理がメインである。当然,鮎が出るであろうから,コースを変えてホテルに荷物を預けて車で四条河原町に出た。寺町通りから錦市場の雑踏の中を美味しそうな惣菜や漬物を見ながら散歩した。錦市場では京漬物をお土産に買いたいなとも思ったが,帰りの手荷物がおっくうだ。
○ 錦市場の西詰め大丸辺りに出て高倉通りを北上した。三条通に出るまで古い店構えの蒲団屋やら京人形屋の商家が連なっている。
○ 三条通りに出ると赤レンガの重要文化財,旧日銀京都支店に突き当たる。現在は京都府の文化博物館の別館として利用されている。中に入ると天井が高い重厚な19世紀末から20世紀初頭のイギリス様式の建築である。東京駅やソウル駅,瀋陽駅などを設計した辰野金吾とその弟子の作である。窓口として使われていた横長の衝立があるので元は銀行の建物だったことが分かる。建物の一部で京都の特産品の展示がしてあるがほとんど物が置かれていない。通路から新しい建築の新館に移動して創作人形の展示会を見学した。
○ 東西に伸びる三条通りには煉瓦や石造りの古い建物が所々にあって,展示館や商店として利用されている。寺町通りに向けて東の方へ歩くと着物の生地を利用したTシャツやワンピースなどを売っている店がある。煉瓦造りの店構えである。ちょっと覗いてみるとTシャツが2万円近い値がついていた。シルクの上質の着物の生地だから魅力的であるが何せ高すぎるのでパス。コーヒー店の老舗,イノダコーヒーもある。
○ 時折小雨が落ちる中,ぶらぶらと散歩していたら丁度,昼前になってきた。三条通と寺町通りの交わる処にある,すき焼き屋「三嶋亭」に12時に予約を入れていたので,いいタイミングで店に到着した。古い店構えで下足番から予約の名札を示され,木の階段を登っていくと明治6年創業の重要文化財級の建築物にわくわくするのである。中庭の見える個室に案内された。
○ さすがにサービス抜群で味の方も申し分ない。二種類の冷酒を頼んで昼からぺロっと牛肉が腹の中に納まった。
○ 午後からの仕事が4時に終わり,川床料理が6時にロビー集合だったので,それまで国立近代美術館と京都市美術館を見学し,平安神宮でお茶を飲んだ。
○ ロビーに集合。「ひろ文」の迎えのバスが来ていた。烏丸通りを北上し,北大路を東に折れた。北大路橋を左に折れて賀茂街道を鴨川沿いに北上する。上賀茂神社,京都産業大学,柊坂,貴船口を経て貴船川の渓谷に入る。土砂降りだったので川床料理はあきらめていたが,鞍馬の山に近付くに連れて雨が上がってきた。鞍馬山と貴船山とに挟まれた貴船川の渓谷は,霧が出てロマンチックな雰囲気である。雨が上がったので急遽,川床に料理「ひろ文」の席が設けられた。そうめん流しをしている一団もある。20軒くらいの料理旅館が並んでいる。前回は「右源太・左源太」だった。涼しい川の流れの上の座敷で美味しい京料理を食べた。冷酒と熱燗を飲んだ。
○帰りのバスの中から蛍が飛んでいるのが見れた。昔から貴船川には,蛍が飛んでいるのだそうだ。蛍の数は,高尾の方が多いようだ。
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○ 7月2日,8時ののぞみで京都に出張する。小生の仕事の合間の京都散歩は,いつも,駅から東山の清水に登り,寺の境内で湯豆腐を肴に一杯やり,清水寺の参道界隈を散歩して二年坂,三年坂を下って高台寺から八坂神社に下りるコースを辿るのを常としている。とくに八坂神社前の「いづ重」のいなり寿司が好物で,この季節は鮎料理も旨いので必ず立ち寄ることにしている。
○ しかし,今回は夕方の接待で,川床料理がメインである。当然,鮎が出るであろうから,コースを変えてホテルに荷物を預けて車で四条河原町に出た。寺町通りから錦市場の雑踏の中を美味しそうな惣菜や漬物を見ながら散歩した。錦市場では京漬物をお土産に買いたいなとも思ったが,帰りの手荷物がおっくうだ。
○ 錦市場の西詰め大丸辺りに出て高倉通りを北上した。三条通に出るまで古い店構えの蒲団屋やら京人形屋の商家が連なっている。
○ 三条通りに出ると赤レンガの重要文化財,旧日銀京都支店に突き当たる。現在は京都府の文化博物館の別館として利用されている。中に入ると天井が高い重厚な19世紀末から20世紀初頭のイギリス様式の建築である。東京駅やソウル駅,瀋陽駅などを設計した辰野金吾とその弟子の作である。窓口として使われていた横長の衝立があるので元は銀行の建物だったことが分かる。建物の一部で京都の特産品の展示がしてあるがほとんど物が置かれていない。通路から新しい建築の新館に移動して創作人形の展示会を見学した。
○ 東西に伸びる三条通りには煉瓦や石造りの古い建物が所々にあって,展示館や商店として利用されている。寺町通りに向けて東の方へ歩くと着物の生地を利用したTシャツやワンピースなどを売っている店がある。煉瓦造りの店構えである。ちょっと覗いてみるとTシャツが2万円近い値がついていた。シルクの上質の着物の生地だから魅力的であるが何せ高すぎるのでパス。コーヒー店の老舗,イノダコーヒーもある。
○ 時折小雨が落ちる中,ぶらぶらと散歩していたら丁度,昼前になってきた。三条通と寺町通りの交わる処にある,すき焼き屋「三嶋亭」に12時に予約を入れていたので,いいタイミングで店に到着した。古い店構えで下足番から予約の名札を示され,木の階段を登っていくと明治6年創業の重要文化財級の建築物にわくわくするのである。中庭の見える個室に案内された。
○ さすがにサービス抜群で味の方も申し分ない。二種類の冷酒を頼んで昼からぺロっと牛肉が腹の中に納まった。
○ 午後からの仕事が4時に終わり,川床料理が6時にロビー集合だったので,それまで国立近代美術館と京都市美術館を見学し,平安神宮でお茶を飲んだ。
○ ロビーに集合。「ひろ文」の迎えのバスが来ていた。烏丸通りを北上し,北大路を東に折れた。北大路橋を左に折れて賀茂街道を鴨川沿いに北上する。上賀茂神社,京都産業大学,柊坂,貴船口を経て貴船川の渓谷に入る。土砂降りだったので川床料理はあきらめていたが,鞍馬の山に近付くに連れて雨が上がってきた。鞍馬山と貴船山とに挟まれた貴船川の渓谷は,霧が出てロマンチックな雰囲気である。雨が上がったので急遽,川床に料理「ひろ文」の席が設けられた。そうめん流しをしている一団もある。20軒くらいの料理旅館が並んでいる。前回は「右源太・左源太」だった。涼しい川の流れの上の座敷で美味しい京料理を食べた。冷酒と熱燗を飲んだ。
○帰りのバスの中から蛍が飛んでいるのが見れた。昔から貴船川には,蛍が飛んでいるのだそうだ。蛍の数は,高尾の方が多いようだ。
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by tokiwater2008
| 2008-07-02 15:50
| 旅行